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RQ市民災害救援センターのボランティア説明会

本日は11:00〜12:30にRQ市民災害救援センターの災害ボランティア説明会行ってきました。印象的だったのは、「とにかく一人でも多くの人に現地の災害ボランティアに行ってほしい。人の笑顔・元気を届ける仕事。組織ではなく自然塾・地域を活性化するをベースにしたネットワーク集団」

500kmに渡って続く沿岸線が全て被災地の広域災害でありこれまでの局地災害とは全く異なる。約2ヶ月経過の現状は、石巻に何百ものNGO/NPOが入ってるが、そこから北には救援がほとんど入っておらず、石巻と数カ所に集中的に人や団体が集まる状況が続いている。しかも、避難所として登録されてない集落は行政からの支援が未だにない。
RQでは物資を届ける時も必ず会話をして被災者の状況を知ることをボランティアメンバーに義務づけている。膨大な情報が集まるのみならず、会話をすることで関係作りにつながりお返しが生まれる。被災者は支援物資を受け取るだけの自分の状況に抵抗感が大きい。しかし、話をしちょっとお茶をいれてあげる、おすそわけする等、もてなしやお返しをすることで被災者にとっては対等の関係を取り戻すことができる。ボランティア側は最初戸惑っていたが、被災者をひとくくりに扱い、一方的に「助けてあげる」のではなく、人と人としてのつながりを作ることの重要性を認識しつつある。例えば、地元の人たちがよく山菜の天ぷらを持って来てくれる。山菜を持って来るのではなく、調理が大変だろうという心遣いで天ぷらにして持って来てくれるのだ。会話をしつながりを持つことで互いを思いやる関係ができていく。被災地で肩書きは通用しない。誠心誠意向き合い支援を実行し続けることで信頼を得る。そうやって現地での活動場所を確保し活動の場を広げている。ボランティアは毎晩ミーティングを行い日々改善を試みている。寄せ集まりの一般災害ボランティアではあるが、「被災地で被災者に自分の活動を通して貢献したい」という目的が一つだからこそ、烏合の衆ではなく、ひとつにまとまり大きな力となる。普段の社会生活では何重にも殻をかぶった人たちが、被災地では殻が壊れてやわらかくなる。泣きたくなるような現実も多いが、ボランティア自身が笑顔で元気で被災者と向き合い支えるのだ。ボランティアの数が減ると被災者の孤立感が高まる。だからこそ、一人でも多くの人たちにボランティアに来てほしい。年を取っていても、ボランティア初心者でも、女性で力がなくても、被災地でできることは山のようにある。
by meg2010 | 2011-05-07 19:08


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