石巻災害ボランティアセンター(VC)は社協が専修大学の協力を得て専修大学構内で運営しています。朝8時半ぐらいから受付を開始するのですが、北海道、名古屋、福岡など全国からボランティアが集結していました!川崎から、名古屋から一人で車を運転してきた!という若者たちにも遭遇。
VCにマッチングしてもらい10人チーム編成でおじいちゃんおばあちゃんが運営しているアパートの畳運びへ!津波で浸水のため畳は100kgを超えてます。数百キロはあるかも。男性4人でも苦しい重さ・・・。いやー、女子は数人掛かりで運びました。
午後も同じチームで石ノ森漫画館近くにある少し内陸側に入った海沿いのお宅で、津波で浸水した家財道具と泥の運び出し。50代の依頼主は津波が来た時に慌てて2階に駆け上がりなんとか流されずにすんだそうです。
1階部分は全て冠水し使えるものはほとんど残っていません・・・しかも水浸しなので本ですら重量級。
これ、部屋の中です・・・。黒いヘドロが混ざった泥のかき出しもかなりの肉体労働です。もちろん凄い臭いでヘドロが乾いた粉塵は雑菌の危険性の注意喚起もされており、粉塵用マスク、ゴム手袋など完全防備で作業します。
リーダーを務めてくれた日本語ペラペラのカナダ人メイさんが手慣れた様子で、床板を外し更にその下に溜まっているヘドロ泥を確認中。時間切れのため、依頼主に明日以降の引き続きのボランティ希望意向を確認してました。そして、終ってから知ったのですが、一緒に作業をしたメイさんはモンキーマジックっていうバンドのリードボーカルだそうです。売名行為と取られるのが嫌で、仙台の自宅の片付けも手つかずのまま震災直後から宮城の各地で1ヶ月間個人での災害ボランティアを続けているそうです。誰よりもよく働き的確な指示を出していたので、バンドのボーカルっていうよりは、本当に災害ボランティアのプロだとばっかり思ってました!